♪富士山登頂記

いってきたよ〜 富士山・・・ 
  (2003.07.12-.07.13)     

みなさん サラママは行ってきました 富士山登頂に成功しました
出発前はみなさんにクイズ形式で答えて頂き 正解者は5名 おめでとうご
ざいます。
後ほど プレゼントさせて頂きますね

さてさて 11日の夜夕食済ませてすぐ 翌日の告知の回答をお知らせする
文章を考え これで完璧 あとのレスはサラ姉に任せて9時には寝ました 
12日は明けの3時に起きて前日作ったページをUPしました。
わたしが3時に起きたときサラ姉はまだパソコンに座っていました。どうやら
サラ姉は一睡もしないでみなさんのレスをしてくれてたそうです。(ありがとう
≦(._.)≧)

わたしがバタバタ用意しだすとサラがソワソワ 【こんな早い時間から何
事?何処か連れて行ってくれるの?】って顔でつきまとい半ストーカー状態
でした その様子を見てサラ姉はすかさずお散歩に連れだしてくれました 
そのあと パパとサラ姉・サラが駅まで送ってくれて車から降りたときサラが
窓から顔を出して 「どこいくのぉ〜」 「なぜつれていってくれないのぉ〜」と
でも言いたげな顔 頭をなぜ「お利口さんにしてるのよ」と言って 何度も振
り返りながら駅の方に向うとジッとこちらを見て見送ってくれている姿は後ろ
髪引かれる想いでした。

先ず 新大阪に集合 新大阪組9名 三島駅で1名 沼津インターで4名合流
男子7名 女子7名 総勢14名の参加でした 一番年長はわ・た・しです

車中はたわいもない話しをしながら 娘に朝送ってもらったお礼とサラ・BBS
のレスのことをメールで伝えた。

11時 新幹線は三島に到着 そこでレンタカーを借り一路 4名が待つインターへ
そこでお昼を食べる わたしは豚汁定食をペロリ・・・
お腹も空いていたのでとてもおいしかった

お腹を満腹にしたあと 途中で明日の朝食を買うためコンビニへ寄る
そこで なぜかわたしは ユンケル1本買って その場で飲んだ それを見て
女の子達は
「うぁー凄い・・・」何て言っていたのにいつのまにか 何人か買いに走ってい
ました
次の日のドリンクも1本 おにぎり1個 軽いパン 紙パックのコーヒー牛乳
を購入
他の人たちも 自分たちの食べ物購入 若い男の子はやはり食欲旺盛でい
っぱい買い込んでいた それを8合目まで持って登るのだが 大丈夫なの
か? 私が そんなの心配することではないのだが なぜか気になった
そしてそこからまたレンタカーに乗り込み須走5合目に到着 
車中でそれぞれ山登りの服装に着替えいよいよ登山の始まりです
私たちは今回 須走口と言うところから登るのです


須走口(すばしりぐち)
   

五合目の標高 
2000m 
良いところ 
人が少ないのでゆっくり登れる。(ただし八合目まで) 
樹林帯があるので自然を楽しめる。 
 
難点 
五合目が少し低い。(標高・約2000m) 
昨年は2400mから登った この分1時間ほど余分にかかる
八合目からはツアー客と一緒になるので夜中凄く混んでいる。 

2000mから出発した私達 その日のうちに8合目までの山小屋に行かなく
てはならない

やがて七合目・大陽館(標高2950m)に到着。この場所が砂走りへ続く下
山道との分岐点にあたります。ここまでくれば山頂まで見渡せるようになり
ます。ここでは白い中型の犬が2匹飼われていた 私たちを見るとワンワン
と吠えたがやがてそっと近寄ると慣れてきて『お手』と言うと石の上に座って
ちゃんとお手をしてくれた なんだか亡くなったランに似ていた


途中3名が7合目から8合目に向かう途中軽い高山病にかかった 頭が痛
くなったり 吐き気をもよおす者 足が痙攣して攣ってしまった人 その人た
ちを励ましながら ようやく八合目の山小屋【江戸屋】が見えたときはもう7
時前になっていた 
5合目から約5時間かかって登ってきたのだ
気温的にはとても涼しくてエアコン登山でした。
 
    こんな道を登ります        途中こんな花が・・・心安らぎます

 
     皇太子殿下が御休憩なさったそうです    時折綺麗な空が見え
ました

山小屋に着くと 自分のベッドを確保し服を着替え夕食はカレーのみである
それを味わって食べるというより とにかくお腹に入れなくては・・・という気
持ちで食べる
その後すぐに仮眠 次の日は1時半起きである
私は9時前に寝付いたようだ 夜中1時過ぎると 周りがバタバタして目が
覚めた
すでに用意を済ませて外にでているグループもあった
私達は軽く食べる人はコンビニで買ってきたものを食べたりした
私はドリンクをもう一本買っていたのでそれをごくりと飲んだ

出発前に皆さんから頂いた書き込みを携帯から読ませていただきとても勇
気付けられました
ほんとに有難うございました。

そして娘に『今から登る』とメールを打ってあわただしく出て行った
外にでると少し曇っていた 気温は何度だろう 私はセーターをつけてゴア
テックスのレインコートを着けていたので寒さはあまり感じなかった さすが
ゴアテックスだ。
8合目を出て歩いていくと よそのツアーの人たちとどうしても合流してしま
うので登り道とても混雑してボチボチしか登れないのである
  
ちょっと見にくいですが頭にライトを
つけて沢山の人が登っているのです。 
異様な光景でした

頭の上を 「○○ツアーの人あと何mで9合目です」 「○○さんいますかー」
とか叫ぶ
ツアコンの声が飛び交っていました 何社かの旅行会社から沢山の登山ツ
アー客・・・
中にはそこら辺でへこたれ遅れをとってしまう人が居るため 前のほうに進
んでいた人たちは急遽 休憩を取ったりして同じツァーのお客さんを待って
いたりしていた。
ほんとに大変な仕事だ
私にはとても出来ない 自分が登るのだけでも大変なのに・・・
前が詰まって待っている間 空を見上げると 一瞬の間だけ天の川が見え

なんて綺麗なんだろう それをみてまた感動でした 
それを励みに絶対に登らなければという意欲がわいてきた
本来なら2時間少しで頂上につくのだが3時間以上もかかってしまった
最後の頂上の踏み込みは誰もが私にと 先を譲ってくれた
               
    頂上では狛犬の迎えを     この杖のおかげで・・・    焼き印をしてくれます

コレも最年長で頑張ったせいでしょうか みんなありがとう
そして他の人たちと無事に登頂した喜びを分かち合い抱き合い涙が出てきた

そしてご来光は曇ってて拝めなかったけど
私は1人少しみんなとはなれたところで
ラン やっとあなたの近くまで来たよ3776m・・・
あなたはこの空の何処に居るんだろう 私が見えますか・・・
遅くなってごめんね 本当は去年8合目まできたんだよ
悪天候のため あなたに会えなかったけど
それがとても心残りで 今年も挑戦しました
そして目的を果たしましたよ
あなたのお陰でここまで登ってくる事が出来ました 有難う・・・
って呟いていました。

そしてまた娘に 無事高山病にかかることなく登頂できたことをメールにて
知らせた。

そして8合目まで戻る道はとても楽ちんに思えたのだか 
コレが後々の下山に大変な支障をきたしてしまった

下山時の砂走り・・・本来は一気に2mぐらいは降りてスピード感がありとて
も早く下山出来るはずなのだが私はすでに頂上から8合目に戻るまでの楽
ちんだと思っていた道で思わぬ足の膝に痛みを伴い7合目の砂走りに付く
頃にはもう涙目になっていた
ここから砂払の小屋まで長いこと 何時間かかったんだろう
途中何度泣いたことか そのたびにみんなの書き込みを思い出し自分で
励ましてきた
そして サラのいろんな顔を思い出しながら歩きました。

この間の景色は周りは山小屋も見えず私たちのグループの人達はすでに
もう下の方に行ってしまいとても孤独感に襲われました 私の横には同じ
会社の人 山にとても詳しい人が
ずっと着いていてくれた 私がよろけるたびに手をとって助けてくれた
M氏さんに 『もういいよ 先に行っててください』と何度言っても行こうとせず
 『時間は気にせずゆっくりと降りたら良いから 痛かったら
休憩しながら降りよう』と励ましてくれた
私はその言葉を聴いて またもや泣いてしまった 自分の足の痛さに悔しく
て悔しくて・・・
そのうち 下りですごく足の先に力が入ったのだろう 足の親指の爪までも
が痛くなってきた
何時間かかったのか ようやく砂払いに着いたとき 皆が待っててくれて手
を叩いてくれた
コレを見て またもや涙・・・一体下山するまでに何度涙したのか

そしてその後の最後の樹林帯がつらい。ホントにこんな道降りれるのかと思
うぐらい
うっそうとした樹林帯を下っていく 段差もあり砂走りで痛めた足には凄い負
担がかかった
 
歩行距離 
11.6km (登り:5.5km 下り:6.1km) 
所要時間 
登り:5時間30分(休憩時間含まず) 
下り:3時間(休憩時間含まず) 
もちろん個人差はものすごくあります。 
(登りは半分で行く人もいれば、2倍以上かかる人もいます)  

 富士山の様々な面を一番よく見せてくれるルートだそうです 

行程時間


下山後 すぐ温泉へ行き 汚れや疲れを取りゆっくりとした
そして ランチを食べてビールもチョッピリ頂いた
このときは至福の時だった
【やった】という爽快感も味わった

そして新幹線組は一路三島へ向かい電車に乗り大阪へと戻ってきました
電車の乗り換えのとき階段を降りるのがつらくてもうヘッピリ腰になっていま
した。

近くの駅まで迎えを頼み ターミナルで山登りに使った杖を持って待ってい
る姿に
娘は なんか変な人みたいに見えるよ・・・なんていわれた
そうだろうね 富士山ではこの姿当たり前なんだが
下界に降りて町の中ではあまり見かけない光景だろうね
家に着くと すぐ風呂・ご飯・寝る・・・の三拍子で終わってしまった
お陰で翌朝は爽快な目覚めで会社に行く事が出来た・・・のだが
やはり階段が辛かった 足の爪の色も変わっていた。

マニュキュアではございませんよ。この痛さに耐えて降りてきました
痛みの伴った唯一のお土産です

もう一度登ろうよ・・・と誘われても果たして行くのか疑問だ。
ランのことがなければ おそらく一生登ることはなかったでしょ

でも気持ちとしては日本人として一度は登ってみたい山でした
その山に登ぼろうという気持ちにさせてくれたた
ランに感謝しています。

そして サラ姉にはHPの管理をお願いして
立派にこなしてくれた事にも感謝します。